目次
本の概要・読むべき人
一問一答形式で進んでいく株の教科書。株トレードに関するクイズが60問出題されます。
2000億円越の日本株運用経験のある窪田真之 氏がトレードで勝つ技術を本書に凝縮しており、数万回実践してきたトレードを疑似体験できます。
チャートを見て投資半判断するトレーニングがつめ、買いシグナル、売りシグナルの見方、使い方を鍛えることができます。
NISAの設定も完了し、次のステップとして株式投資を考えている人
株式投資のスキルを向上させたい人
が読むべき一冊となっています。
特に以下の表の黄着色部に該当する人におすすめです。
著者の紹介
窪田 真之さん
2000億円越の日本株運用経験のある元ファンドマネジャー。
ベンチマークである東証株価指数(TOPIX)を大幅に上回る運用実績をあげてこられています。
現在では、楽天証券経済研究所 所長とチーフ・ストラテジストを兼任されており、投資メディア「トウシル」にて「3分でわかる!今日の投資戦略」も連載されています。
https://media.rakuten-sec.net/category/3minutes
また本書以外にも
IFRSで企業業績はこう変わる
NISA利回り5%を稼ぐ高配当投資術
などを執筆されています。
さらに内閣府「女性が輝く先進企業表彰選考会」、企業会計基準委員会「ディスクロージャー専門委員会」の委員を歴任されるなど幅広い活躍をされています。
本の要約・ポイント
ポイント①実戦形式のクイズでトレード力を向上できる
ファンドマネジャーとして25年間年金・投資信託・海外ファンドの日本株を運用してきた経験をもとにクイズが作られているため、実戦に近い形で学ぶことができます。
チャートを使って問題が出されるため、この形になれば買い時・売り時と感覚的に理解しやすくなっています。
また売買高、移動平均線、ローソク足、チャートの節、ボリジャーバンドと項目別にクイズが出されるので各項目での着目点、注意点がわかります。
ポイント②一問一答形式なので隙間時間で学べる
問題が一問一答形式なので、一問あたり解説含め、5分程度で進めることができます。
そのため、通勤時などの隙間時間が使えるため、効率よく学べます。
ポイント③クイズ毎にある詳細な解説で多角的な視点を鍛えれる
クイズ毎に問題、ヒント、答え、解説となっており、なぜ買うべきなのか、なぜ売るべきなのかが詳細に解説されています。
終盤になるほど、ローソク足、チャートの節、ボリジャーバンドとチェックすべき内容が増えてきますので組み合わせた際にどうなのかといった多角的に考えていく必要がでてきます。
そのあたりも解説されていますので、60問解き切った時には、株トレードの常套手段が身につけれているような構成になっています。
テクニカル指標は単体でも機能しますが、複数組み合わせることでより精度が高い判断ができるようになります。
プロの投資家がどういったところに着目しているのかが、本書を読破できるころに自然と身に付きます。
終わりに
本書では、一問一答形式で実際のトレードを疑似体験できます。チャートを見て投資半判断するトレーニングがつめ、買いシグナル、売りシグナルの見方、使い方を鍛えることができます。
そのため、
NISAの設定も完了し、次のステップとして株式投資を考えている人
株式投資のスキルを向上させたい人
に是非読んでもらいたい一冊となります。
本書を読む前に本ブログでも紹介している「株価チャート大全」を先に読んでおくことで、株価チャート大全で学んだことが身についているかを本書で実践形式で確認することができます。
【株価チャート大全】レビュー 買い時・売り時がひと目でわかる | マルオブログ (maruo-blog.com)
注意点として、個別株投資はリスクも大きくなりますので金銭的に余力がある範囲で行うことをおすすめします。
余力がない人、リスクを取りたくない人はNISA枠で積立投資をしていくのが一番いいです。
そういった人には【いちばんカンタン!投資信託の超入門書】がおすすめです。こちらもレビューしていますので参考にしていただければ幸いです。
【いちばんカンタン!投資信託の超入門書】レビュー 積立NISAを始める前に読むべき一冊 | マルオブログ (maruo-blog.com)