目次
本の概要・読むべき人
株・投資・外貨のしくみについてNPO法人「日本IFA協会」理事の林 雅巳さんが解説。
それぞれの特徴や金融機関の役割など基本的なところから株の始め方、売り時、買い時の応用編までが学べます。
ニュースや新聞、投資系ユーチューブを見ていて、なんとなくしかわかっていなかった単語の意味などを仕組みから理解できるようになります。
2006年発売の本になりますので、少し情報が古いものも含まれていますが、投資の基本的な考え方は不変ですので、参考にできるところが多くあります。
株・投資・外貨についてなんとなくしか理解できていない人
ニュースや新聞、投資系ユーチューブを見ていて知らない単語が多くある人
投資で勝つのに必要な手順を知りたい人
など株・投資・外貨についてもう少し深堀をしたいと思っている人におすすめの一冊です。
特に以下の表の黄着色部に該当する人におすすめです。
著者の紹介
林 雅巳さん
1989年日興証券(現SMBC日興証券)入社後、個人及び法人の資産運用コンサルティングを担当社し、社長賞など数々の賞を受賞し2002年にIFAとして独立。
公益社団法人 日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)など多数の資格を持ち、
企業に属さない中立的な立場で個人および法人の金融資産を運用・管理されています。
本書以外にも
「金融・証券」がわかれば経済のしくみが見える
「金融」のしくみ基本の入門書
などを監修されています。
本の要約・ポイント
ポイント①投資について基本的なことをわかりやすく解説
投資とはどういうことか、市場のしくみはどうなっているのか、投資の対象にはなにがあるのかといったことが図を用いて1つ1つ建設的に解説されています。
そのため、なんとなく理解していた投資に関して整理して学んでいける構成となっています。
投資商品としては、株式、債券、投資信託、外貨建て商品があり、それぞれの特徴と運用の仕方についても学べます。
ポイント②株の買い時と売り時のつかみ方について学べる
株式投資の常套手段を解説されています。一部抜粋して紹介します。
・将来成長が期待できる株に投資する「グロース投資」、割安株を見つけて投資する「バリュー投資」が有効。
・株価が上下する原因を理解する。外部要因としては、景気、金利、為替、外国人投資家の動向など、内部要因としては、企業の業績・動向、増資や株価分割などがあります。
・情報収集の方法は新聞の株式欄とインターネット、会社四季報、会社情報を推奨。市場全体の動きがわかる日経平均株価・TOPIX、投資指標となる配当利回り・PER・PBR、経営指標となるROA・ROE・株主資本比率などをもって売買を判断する。
ポイント③巻末の用語集が豊富
投資に関する用語が巻末に集約されています。
本文中にでてこない用語に関しても解説されていますので、一通り目を通すことで投資に必要な用語がどれだけあるかわかるようになっています。
終わりに
本書では、特徴や金融機関の役割など基本的なところから株の始め方、売り時、買い時の応用編までが学べます。
そのため、
株・投資・外貨についてなんとなくしか理解できていない人
ニュースや新聞、投資系ユーチューブを見ていて知らない単語が多くある人
投資で勝つのに必要な手順を知りたい人
におすすめです。
¥個別株投資の基本を知りたい方はこちらの記事でおすすめ本を紹介しています。