成果を出し続ける「トップ5%社員」の習慣をご存じでしょうか？

元マイクロソフト執行役員の越川慎司 氏が代表取締役社長を務める株式会社クロスリバーにて、働き方改革を支援。
支援していく中でが顕著な成果を出し続ける「トップ5%社員」の習慣を徹底的に調査し、どのような行動・働き方をしているかを書籍化したのが、今回紹介する『AI分析でわかったトップ5%社員の習慣』になります。

本書では、AIで1万8000人分析してわかった「トップ5%社員」の習慣を学べます。

本書をおすすめする人は

・頑張っているのに成果が出ない
・自分ではできていると思うのに周りから評価されないと感じる
・仕事ができるようになりたい

と思っている人です。

本記事では、ずば抜けた成果を出し続ける「トップ5%社員」の五原則を紹介します。

成果を出し続ける「トップ5%社員」の五原則

①「目的」のことだけを考える

「トップ5%社員」はノルマ以上の目標を自分で設定し、それをクリアしようとするのが特徴です。
自分で立てた目標をクリアするために何をいつまでにどのようにすれば達成できるかを常に考えています。
一方、95%社員は目標を明確にしないで成り行きで仕事をする人が多いので、その差がつくのは歴然です。

また過程よりも結果を重視する傾向が強く、失敗したとしても「みんなで頑張ったからよかった」とはならずにどこに失敗の原因があったかを考え、次の行動で修正していきます。

②「弱み」を見せる

「トップ5%社員」は仕事に対しての知識を十分保有しており、しっかり考えて動くことができます。
しかし、傲慢にならず、自分のできないこと、弱点を見せることを通じて、相手の懐に入り、新たな知識を得ようとします。

また自分の弱みも含めて自己開示していくことで、相手との信頼関係を高めると同時に自分の強み・弱みを整理させている傾向があります。

③「挑戦」を「実験」と捉える

「トップ5%社員」は全ては学びだと考えており、もし失敗してしまったとしても、辛い経験によって学びを得られたとプラス材料に変える癖を持っています。そのため、実験的に様々なことに取り組んでいきます。

また行動の量が多いのが特徴です。会話やチャットで接する人数、会議での発言ヒントが多く、社内での移動距離も長い傾向があります。自分にない経験やスキルを身につけようと行動する傾向も高く、専門分野の深い知識を持つI型人材ではなく、他の分野にも幅広く知識と知見をもつT型人材を目指している人が多いです。

足し算のスキルアップではなく、掛け算のスキルアップを狙っているのです。

④「意識変革」はしない

「トップ5%社員」は意識を変えて行動するのではなく、行動を変えることによって意識が変わっていくことを理解しています。
自発的に行動を継続していくことで、習慣化させ、意識せずに行動を変えることができるのが「トップ5%社員」の特徴です。

⑤常にギャップから考える

優秀な人が漏れなくしているのが、逆算の思考法です。
適切な目標を設定し、その目標からブレイクダウンし、今月やること→今週やること→今やることを明確にしていきます。

その中でも「トップ5%社員」は最低限の計画ができた段階で即、行動していきます。
途中で行動を修正していきながら進むことで、結果的には最短距離で目標を達成していきます。

また相手とのギャップを縮めるように努めているのも特徴で、相手の需要をしっかりつかみ、それと自分たちの要望を近づけて情報を提供していきます。「トップ5%社員」は全体を俯瞰的にみる視野の広さを持っているため、ギャップを的確に見つけ出して、修正していきます。

終わりに

本記事では、「トップ5%社員」の五原則を紹介しました。

いくつ当てはまったでしょうか？
もし当てはまった数が少なくても、自分の行動を変えて、習慣化していければ短い時間で成果を出せるようになっていけるとのことです。

成果がでて、周りから評価され始めると、今までなかった選択肢がでてきます。
昇進・部署移動・転職・副業をするにしても有利に進めれるようになると思います。
そのためには、まず行動してみることができるかどうかが分かれ道になるでしょう。
具体的な行動をどうしたらいいか迷ったときに本書はかなり有効な一冊になると思います。

是非、一読してみてください。

次回はトップ5%以外の「95%社員」がやってしまっている行動を紹介したいと思います。

本書はプライム会員になると、 Kindle で無料で読めますので、なお、おすすめです。