本の概要・読むべき人
金持ち父さんシリーズの第6弾。
お金の世界で1番重要なのはキャッシュフローで2番目に重要なのがレバレッジです。
これまでの金持ち父さんシリーズでは、キャッシュフローについて説明されてきたましたが、本書ではレバレッジに着目して解説されています。
レバレッジとは、1の力を10にするもので、てこの原理をイメージするのがわかりやすいかと思います。
強力なので、乱用すると危険ですが、適切に、賢く、慎重に利用することで経済的自由への道を何倍も短くしてくれます。
レバレッジには、時間、教育、人間関係、道具など様々なものがありますが、本書では、頭脳のレバレッジ、プランのレバレッジ、行動のレバレッジの3つの重要なレバレッジについて学ぶことができ、
本書では、経済的自由を見つけ、生計を立てるために働くことから解放されるように手助けをしてくれる一冊です。
本書をおすすめしたい人は
このままサラリーマンを続けていくことに疑問を抱いている人
現状を変えたいと思っている人
お金持ちになって経済的自由を手に入れたい人
です。
以下の表の黄着色部に該当する人にもおすすめです。
金持ち父さんシリーズは人生を変える一冊になるかもしれません。
レバレッジについても学んで経済的自由への一歩を踏み出しましょう!
著者の紹介
ロバート・キヨサキさん
アメリカ合衆国の投資家・実業家・作家・モチベーショナル・スピーカー・金融リテラシー活動家。時折、金融コメンテーターと様々な顔を持たれています。有名な『金持ち父さん』シリーズの著者です。
ハイスクール卒業後、ニューヨークの米国商船大学校へ進学。
卒業後に海兵隊に入隊し、士官、ヘリコプターパイロットとしてベトナム戦争に出征されています。
帰還後、ビジネスの世界に乗り出し、1977年にナイロンとベルクロを使ったサーファー用の財布を考案し会社を設立。
失敗と成功を経験しながらも1994年に47歳でビジネス界から引退し、「金持ち父さん」から学んだ教えを広めるため、ボードゲーム『キャッシュフロー101』、『キャッシュフロー202』を考案。1997年には著書『金持ち父さん 貧乏父さん』を執筆。
『金持ち父さん 貧乏父さん』は全世界で51カ国語に翻訳され、109カ国で紹介されています。『金持ち父さん』シリーズは、日本で累計300万部、全世界では累計2800万部を突破しています。
本の要約・ポイント
ポイント①頭脳のレバレッジ
偉大なる富に続く3つの道は
ビジネスに関する技術を高める
お金の管理に関する技術を高める
投資に関する技術を高める
があります。
ただ方法がわかっていても自信のなさや怠け心、過去の失敗から動き出すことができない人が多いと思います。
そのため、まず始めに必要なのは、どうやるかではなく、なぜやるかを考える必要があります。
つまり、金持ちになりたい理由、金持ちになって何をしたいかを見つけることが最重要ミッションなのです。
本書では、金持ちになりたい理由を振り返らせてくれ、動き出すためのエネルギーを手に入れることができます。
世界で一番強力なレバレッジは人間の頭脳で、この頭脳のレバレッジは人は金持ちにも貧乏にもできます。本書で最も伝えたいこととして、この頭脳のレバレッジを自分が金持ちになるために使うことがあげられています。
この頭脳のレバレッジというのは、自分の使う言葉や考え方のことで、未来の経済状態を変えるためには言葉や考え方を適切なものにする必要があります。
サラリーマンは稼ぐ、税金を払う、残りを使う に対し、
ビジネスオーナーは稼ぐ、使う、残りに対してかかる税金を払う
です。つまり、ビジネスオーナーが支払う税金はサラリーマンよりかなり少なくて済みます。
そのため、起業し、ビジネスオーナーとなることが金持ちにつながる方法なのですが、大多数の人は自分には起業が難しい、できないと感じているのではないでしょうか?
これは自分のこれまでの経験から判断しているのだと思います。
難しい、できないと思っているうちは、実際にはできることだとしても
自分で限界を作ってしまうため、いつまでたってもできないままです。
頭脳のレバレッジとは、こういったときに自分の現実(本書ではコンテクストといっています)を広げ、自分にはできると思えるようになることです。
この自分の現実をどんどん広げていき、自分にはできると思えることを増やしていくことが、そうできない人を追い越し、先に進んでいくことができます。
ポイント②プランのレバレッジ
口座にお金を貯めるというのはスピードの遅いプランになります。若くして引退したいのであれば、封用の人よりずっとスピードの速いプランを立てる必要があります。
高速プランを立てるには、出口戦略を決めることが必要です。
ゴールを決めて、そこから逆算して、何をすべきか、どこから始めるかといった入口戦略を決めていきます。
高速プランを立てれば、実際に行動していくことです。
未来、明日ではなく、今日始めることで高速プランが動き出します。
高速プランを立てたい人は普段使っている語彙を高速プラン用のものにする必要があります。
速い言葉:キャッシュフロー 遅い言葉:給料の高い仕事
速い言葉:お金を作り出す 遅い言葉:お金を貯める
速い言葉:コントロールする 遅い言葉:危険を避ける
速い言葉:卸で買う 遅い言葉:小売価格で買う
速い言葉:株式を売る 遅い言葉:株式を買う
勤労所得:50%マネー ポートフォリオ所得:20%マネー 不労所得:0%マネー
ポイント③行動のレバレッジ
Just Do It(とにかくやってみろ)
口だけではなく、実際に行動していくことが何よりも難しく、そして何よりも大事です。
行動を起こしていくためには、習慣を身につけていくことが必要です。
金持ちになるための習慣を紹介します。
第一の習慣:会計係を雇う
第二の習慣:勝てるチームをつくる
第三の習慣:常にコンテクスト(自分の現実)を広げる
第四の習慣:成長し続ける
第五の習慣:新たな失敗をすることを恐れない
第六の習慣:自分の声に耳を傾ける
自分の望んでいることを考え、自分の望んでいる気持ちに持っていき、望んでいるものを手に入れるまで続けてください。
終わりに
レバレッジには、時間、教育、人間関係、道具など様々なものがありますが、本書では、頭脳のレバレッジ、プランのレバレッジ、行動のレバレッジの3つの重要なレバレッジについて学ぶことができ、
本書では、経済的自由を見つけ、生計を立てるために働くことから解放されるように手助けをしてくれる一冊です。
本書をおすすめしたい人は
このままサラリーマンを続けていくことに疑問を抱いている人
現状を変えたいと思っている人
お金持ちになって経済的自由を手に入れたい人
です。
現実を広げ、プランを立てて、行動していきましょう!