前回に引き続き『AI分析でわかったトップ5%社員の習慣』を紹介していきます。

『AI分析でわかったトップ5%社員の習慣』とは、元マイクロソフト執行役員の越川慎司 氏が顕著な成果を出し続ける「トップ5%社員」の習慣を徹底的に調査し、どのような行動・働き方をしているかを書籍化した一冊になります。

本書をおすすめする人は

・頑張っているのに成果が出ない
・自分ではできていると思うのに周りから評価されないと感じる
・仕事ができるようになりたい

と思っている人です。

本記事では、トップ5%以外の「95%社員」がやってしまっている行動を紹介したいと思います。

トップ5%以外の「95%社員」がやってしまっている行動

①作業充実感に浸る

95%の一般社員は作業していることに満足し、成果を残すことを考えていない人が6割以上いるという統計結果がでています。また共感や同情されることに期待して、遅くまで残業する人も多い傾向があります。
つまり、漫然と仕事をしてしまっていて、作業充実感に浸ってしまっていることが多いのです。

一方で、トップ5%社員は成果を残した時の達成感を目指す傾向があります。そのため、作業の目的を明確にし、最短距離で成果を残せるように仕事に取組みます。また、より高い成果を残すために他者からフィードバックを得ようと自発的に行動する傾向が強いのもトップ5%社員の特徴です。

②こまめにメールチェックする

95%の一般社員は緊急度の高さを評価軸に優先順位を決めています。緊急ということだけに目を奪われて、緊急度が高いが重要度が低い仕事にも時間を費やしてしまっているのです。

その最たる例がメールチェックです。まさに重要度ではなく、緊急度に処理されていきます。
95%の一般社員は緊急度が高いが重要度の低いメールにも時間を費やしてしまい、重要度の高い仕事に時間を費やせていないケースが多いのです。そのため、重要度を意図的に意識することが重要になります。

一方で、トップ5%社員は緊急度と重要度の2つの評価軸を持って優先順位を決めています。
緊急度は低いが、重要度の高いことに時間を割く傾向が強いのも特徴です。

またトップ5%社員は脳を休めることで本領を発揮できることを理解しているため、休日はしっかり休養する人が多いです。
トップ5%社員の休日の過ごし方で多いのが、①好きなことを自分で選んで自分でする②適度に有酸素運動をする③読書でした。

③重要そうな資料を用意する

95%の一般社員は長時間をかけて膨大な資料を魂を込めて作る傾向があります。
その行動に裏には、資料をたくさん作れば評価されるだろうという妄想が持ってしまっています。
ただ現実は頑張って作成した資料の20%程度は議論されるどころか、めくられることもないのが現実です。

今、社会で求められているのは、長時間をかけて膨大な資料を作ることではなく、成果をだすことに集中したシンプルな資料を短時間で作る能力です。

④多くの情報はネットで検索できると思っている

95%の一般社員は情報収集の方法として、ネットで検索できると考えています。
しかし、ネットで検索することは効率が高い反面、誰でも獲得可能な希少性の低い情報しか手に入らないのです。

ビジネスはギャップを埋めることで成り立っています。
誰でも無料で獲得可能なネットで得た情報はビジネスになり得ないのです。

トップ5%社員はこのことを理解しており、希少性が高く、重要な情報はネットではなく、人に紐づけられていることを理解しています。
トップ5%社員が人脈を広げる理由の1つとして挙げているのが、情報収集ということでした。

終わりに

本記事では、トップ5%以外の「95%社員」がやってしまっている行動を紹介しました。

いくつ当てはまってしまったでしょうか？
もし当てはまった数が多くても、自分の行動を変えて、習慣化していければ短い時間で成果を出せるようになっていけるとのことです。

成果がでて、周りから評価され始めると、今までなかった選択肢がでてきます。
昇進・部署移動・転職・副業をするにしても有利に進めれるようになると思います。
そのためには、まず行動してみることができるかどうかが分かれ道になるでしょう。
具体的な行動をどうしたらいいか迷ったときに本書はかなり有効な一冊になると思います。

是非、一読してみてください。

次回はトップ5%社員のシンプルな思考と行動を紹介したいと思います。

本書はプライム会員になると、 Kindle で無料で読めますので、なお、おすすめです。
Kindleの紹介記事はこちら
Amazon提供の電子書籍サービス「Kindle」を深堀

本書の他記事はこちら
ずば抜けた成果を出し続ける「トップ5%社員」の五原則