【スッキリわかる日商簿記3級】 レビュー 一発で合格するにはこの一冊!

本の概要・読むべき人

簿記、FP、宅建士など多くの資格書を執筆されている滝澤ななみ氏が執筆されており、その分かりやすさから圧倒的な支持を得ている一冊です。

テキスト+問題集を兼ね備えているため、この一冊をやりこめば、簿記3級が合格できる構成となっています。

簿記を学べばどんなメリットがあるかというと
①家計の収支を管理できるようになるため、無駄な支出が減って、貯金が貯まる。
②会社でよく聞く、固定資産の減価償却について理解できる。
③自分の会社を持つことで節税対策ができるという理由が理解できる。

といったことなどがあげられます。

つまり金融リテラシーがあがって、FIREに近づくということです。

FIREを目指す人には登竜門になる資格といえるでしょう。

本書をおすすめしたい人は

簿記3級の資格取得を目指している人

少しでもお金を貯めたいと思っている人

自分の会社を作りたいと考えている人

です。

特に以下の表の黄着色部に該当する人におすすめです。

簿記3級の知識を知れば、生活に直結してメリットがあるため、何かに挑戦したいけど、無駄なことはしたくないといった人にもおすすめの一冊になります。

著者の紹介

滝澤ななみさん

簿記をはじめ、FP、宅建士などの資格書を多数を執筆されています。

執筆されている本も難解な用語・内容をわかりやすく説明されているため、全く専門知識がない人にも理解できるようになっているのが特徴です。

本書以外にも

みんなが欲しがった!FPの教科書

みんなが欲しがった!宅建士の教科書

などを執筆されています。

本の要約・ポイント

ポイント①わかりやすいイラストとストーリー展開での解説

簿記というのは会社の利益・財産がどのぐらいあるかを日々、行っている取引から帳簿というノートに記入していく作業です。

そのため、簿記がなければ会社がどれぐらい儲けているのか、事務所や社有車などの財産をどれぐらいもっているのかがわからくなくなります。

簿記で最終的に作成するのが
①1年の利益を算出する「損益計算書」
②所有している財産を算出する「貸借対照表」
になります。

「損益計算書」と「貸借対照表」は決算時に作成するのですが、決算時にこの2つを作成するため、日々、取引したことを帳簿というノートに記入していきます。そのため、簿記というのです。

簿記には日々やるべきこと、一か月ごとにやるべきこと、一年ごとにやるべきことがあります。

この内容を本書では、1つ1つ順序立てて、わかりやすいイラストとストーリー展開とともに解説してくれています。

ポイント②テキスト&問題集を兼ねた一冊

本書は300ページ程度のテキストと100ページ程度の問題集の構成となっています。

テキストでは、実際の取引内容に関した内容を120CASE程度の項目に分けて記載されています。

テキストで学んだ項目をすぐに問題を解いて理解を深めるという方法がこの一冊でできるようになっています。

テキストと問題集の項目が連動する形になっていますので、問題集だけ解いてみて、わからなければその関連のテキストのページを見るという勉強法もできるようになっています。

各々のレベルに合わせてた勉強法がしやすい一冊です。

簿記関連の知識がない人のおすすめの勉強法としては、
①テキストを読む。
②テキストの項目に関連した問題集を解く。間違えたらチェックしておく。
③テキスト&問題集を一通りできたら、次はテキストを見ないで問題集をはじめから解いていく。間違えたらチェックしておく。
④解けなかった問題だけもう一度解いていく。
⑤実際の試験を想定してチェックテストや過去問を解いてみる。
⑥④、⑤を繰り返す

私自身、簿記関連の知識は皆無でしたが、本書とこのやり方で今まさに勉強して一発合格しました。

日商簿記3級 一発合格するまでに行った たった3つのこと

ポイント③チェックテスト1回分&模擬試験プログラムつきで実戦経験も積める

簿記の試験方式には統一試験(ペーパーテスト)とネット試験があります。

問題のレベル、形式、合格の価値はどちらも同じですが、統一試験が年3回ですが、ネット試験は随時受けることができますので、ネット試験のほうが心理的にハードルが低いような気がします。

3級の試験時間は60分で出題数が第1~3問の3問です。
少し時間が足りないぐらいですので、スピードを意識する必要があります。
また合格点は70/100点ですので、7割以上正解する必要があります。
そのため、精度+スピードを身に着ける必要がありますので、チェックテストや模擬試験で実戦経験を積むことが重要になります。

本書では、統一試験を想定したペーパーテスト1回分とネット試験を想定した模擬試験プログラム(何回でも挑戦できます)が受けれます。

終わりに

簿記を学べばどんなメリットがあるかというと
①家計の収支を管理できるようになるため、無駄な支出が減って、貯金が貯まる。
②会社でよく聞く、固定資産の減価償却について理解できる。
③自分の会社を持つことで節税対策ができるという理由が理解できる。
があげられます。

本書をおすすめしたい人は

簿記3級の資格取得を目指している人

少しでもお金を貯めたいと思っている人

自分の会社を作りたいと考えている人

です。

1000円とは思えないお得でかつ有益な一冊になっていますので、一度本書で学んで簿記3級の試験に挑戦してみてはいかがでしょうか?

今回の記事は役に立ちましたでしょうか?
少しでも興味を持っていただければ、是非一度、この本を読んでみてもらえれば嬉しいです!


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